タトゥーを検討し始めると、必ず気になるのが「痛み」のこと。
「どのくらい痛いのか」「部位によってどう違うのか」は、誰もが知りたい情報です。
ただ、痛みの感じ方は人それぞれで、明確な正解があるわけではありません。
この記事では、部位ごとの痛みの傾向を整理し、判断しやすくするための情報を紹介します。
部位別の痛み傾向
タトゥーの痛みは、主に以下の要素で変わります。
・皮膚の厚さ
・骨との距離
・神経の密度
・筋肉・脂肪の有無
以下は、一般的によく言われる傾向です。
個人差があるため、あくまで「判断材料のひとつ」として参考にしてください。
比較的痛みを感じにくい部位
二の腕(外側)

- 筋肉があり、皮膚も厚め
- 骨から離れているため、痛みを感じにくい
- 初めての人でも選ばれやすい部位
太もも(外側)

- 脂肪と筋肉があり、クッション性が高い
- 広めのデザインにも対応しやすい
- 痛みを感じにくい部位の代表格
ふくらはぎ

- 筋肉が厚く、神経も少なめ
- 比較的施術時間が長くても、痛みが蓄積しにくい
- 初心者にも勧められることが多い
お尻

- 脂肪が多く、クッション性がある
- ただし、骨に近い部分(尾てい骨周辺)は痛みを感じやすい
やや痛みを感じやすい部位
手首・足首

- 骨に近く、皮膚が薄い
- ワンポイントでも、チクチクとした痛みがある
- 神経が多く通っているため、敏感に感じる人も
肩・肩甲骨

- 骨の上は痛みを感じやすい
- 筋肉部分は比較的楽
- デザインの配置によって痛みの度合いが変わる
胸・お腹

- 脂肪が多い部分は比較的楽
- ただし、骨に近い部分(胸骨、肋骨付近)は痛い
- 個人差が大きい部位
背中(中央〜下部)

- 筋肉がある部分は痛みを感じにくい
- 背骨に沿った部分は、骨に響く痛みがある
- 広範囲になると、施術時間が長くなるため痛みが蓄積する
痛みを感じやすい部位
肋骨・脇腹

- 骨に近く、皮膚が薄い
- 呼吸で動くため、さらに痛みを感じやすい
- 痛みに敏感な人には厳しい部位
首・鎖骨

- 神経が多く、骨も近い
- 皮膚が薄く、敏感な部位
- ワンポイントでも、痛みを感じやすい
手の甲・足の甲

- 骨と皮膚の距離が近く、神経も多い
- チクチクとした鋭い痛みを感じやすい
- 施術後の腫れも出やすい部位
内もも・二の腕(内側)

- 皮膚が薄く、神経が密集している
- 外側に比べて痛みを感じやすい
- 敏感な部位のため、個人差も大きい
脇・胸の下

- 神経が密集しており、皮膚も薄い
- 動きやすい部位のため、施術中の痛みが増すことも
- 痛みを感じやすい部位のひとつ
顔・頭

- 神経が非常に多く、敏感な部位
- 骨にも近いため、痛みが響きやすい
- 一般的には避けられることが多い部位
痛みに影響する要素
部位以外にも、以下の要素が痛みの感じ方に影響します。
施術時間の長さ
- 小さいワンポイント:数分〜30分程度
- 広範囲のデザイン:数時間に及ぶことも
- 時間が長いほど、痛みが蓄積しやすい
針の深さ・アーティストの技術
- 丁寧な施術は、痛みが軽減されることもある
- 針の入れ方や速度によって、痛みの質が変わる
- 経験豊富なアーティストほど、無駄な痛みを抑えられる傾向
体調・睡眠不足
- 疲れているときは、痛みを感じやすい
- 体調が良いほうが、痛みへの耐性が高まる
- 前日の睡眠や食事も影響する
緊張・不安
- リラックスしているほうが、痛みを感じにくい
- 過度な緊張は、痛みを増幅させることもある
- 深呼吸や、音楽を聴くなどの工夫も有効
デザインの密度・色の有無
- ラインだけのデザイン:比較的痛みは少ない
- シェーディング(影や塗りつぶし):じわじわとした痛みが続く
- カラー:何度も針を入れるため、痛みが長引くこともある
痛みの質について
痛みの感じ方は、部位や施術内容によって変わります。
よく使われる表現と、実際の違いを整理します。
よくある痛みの例え
- 「輪ゴムで弾かれる感じ」
- 「引っかかれる感じ」
- 「ヒリヒリする感じ」
ただし、実際には以下のような違いがあります。
ワンポイント(小さめのデザイン)
- チクチクとした一時的な痛み
- 数分〜30分程度で終わることが多い
- 痛みの蓄積は少ない
広範囲(大きめのデザイン)
- じわじわと続く、鈍い痛み
- 施術時間が長いほど、痛みが蓄積する
- 後半になるほど、痛みを感じやすくなる
骨に近い部位
- ズーンと響くような痛み
- 骨に振動が伝わる感覚がある
- 鋭い痛みというより、鈍く重い痛み
神経が多い部位
- ピリピリとした鋭い痛み
- 敏感に反応しやすい
- 部位によっては、ビリッとした感覚もある
判断のヒント
痛みを考慮して配置を決める場合、以下のポイントを整理してみてください。
痛みの優先度を確認する
- 痛みが理由で、配置を変えてもいいと思うか?
- 痛みが多少あっても、希望の場所に入れたいか?
- 痛みを避けることを優先したいか?
例:
- 「痛みが少ない場所を優先したい」
→ 二の腕、太もも、ふくらはぎを検討 - 「希望の場所に入れたい」
→ 痛みは覚悟して、希望の部位を選ぶ - 「まだ迷っている」
→ 痛みが少ない部位で試してから、次を考える
小さめのデザインで試す
- 痛みに対する自分の耐性を確認できる
- 追加していく前提で、まず一つ入れてみる
- ワンポイントなら、施術時間も短い
スタジオやアーティストに相談する
- 痛みに配慮した施術方法を提案してもらえることもある
- 「痛みが不安」と伝えることは、恥ずかしいことではない
- 施術中の休憩や、ペース配分も相談できる
次にやるとしたら
もしこの記事を読んで「部位ごとの傾向が分かった」と感じたなら、以下のどれかを試してみてください。
- 希望の部位が、痛みの傾向のどこに当てはまるか確認してみる
- 「痛みを優先するか、配置を優先するか」を一度メモに書き出してみる
- TATXのギャラリー(https://tatx.io/gallery)で、部位ごとの事例を見てみる
- スタジオに「痛みが不安」と相談してみる
痛みについて整理できれば、次の判断がしやすくなります。
痛みの感じ方は人それぞれですが、部位ごとの傾向を知っておくことは、判断の助けになります。




