タトゥー施術前にやってはいけないこと

タトゥーの施術を控えている人にとって、当日や前日をどう過ごすかは意外と重要です。

実は、施術前の過ごし方によって、施術の安全性や仕上がりに影響が出ることがあります。

「これくらい大丈夫だろう」と思っていた行動が、施術を断られる原因になることも。

この記事では、タトゥー施術前にやってはいけないことを整理し、当日をスムーズに迎えるための注意点を紹介します。

施術前にやってはいけないことの全体像

タトゥー施術前に避けるべき行動は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

体調に影響するもの
飲酒、睡眠不足、薬の服用など、体調や血液の状態に影響する行動。
 

肌の状態に影響するもの
日焼け、保湿不足、ムダ毛処理など、施術部位の肌に影響する行動。
 

施術の妨げになるもの
食事のタイミング、服装の選び方、予定の詰め込みすぎなど、施術当日の過ごし方に関わる行動。
 

これらを事前に知っておくことで、施術を安全に、そして満足のいく仕上がりで終えることができます。

体調に影響するNG行動

前日・当日の飲酒

施術前の飲酒は、最も避けるべき行動のひとつです。

アルコールを摂取すると、血液がサラサラになり、出血量が増えます。

施術中に血が止まりにくくなると、インクが定着しにくくなり、仕上がりに影響が出ることがあります。

また、出血が多いと施術時間が長引いたり、痛みを感じやすくなったりします。

多くのスタジオでは「前日の飲酒は控えてください」と案内していますが、できれば2〜3日前から飲酒を控えるのが理想です。

当日に飲酒している場合、スタジオによっては施術を断られることもあります。

睡眠不足

睡眠不足の状態で施術を受けると、痛みを感じやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

また、免疫力が低下している状態では、施術後の回復が遅れることもあります。

施術前日は、できるだけ早めに就寝し、十分な睡眠時間(7〜8時間程度)を確保しましょう。

特に、和彫りやブラックワークなど施術時間が長くなるスタイルの場合、体力を消耗するため、体調を整えておくことが重要です。

薬の服用

血液をサラサラにする薬
(抗凝固剤、アスピリンなど)を服用している場合、出血が止まりにくくなるため、施術前に必ずスタジオに相談してください。
 

また、痛み止めを事前に飲んでおこうと考える人もいますが、これも出血量に影響することがあるため自己判断で服用するのは避けましょう。

持病がある場合や、日常的に薬を服用している場合はカウンセリングの段階で必ず伝えることが大切です。

体調不良

風邪、発熱、生理痛など、体調が優れない状態での施術は避けるべきです。

体調不良の状態では、痛みを感じやすくなったり、施術中に気分が悪くなったりするリスクが高まります。

また、免疫力が低下しているため、施術後の回復が遅れたり、感染症のリスクが高まったりすることもあります。

体調が悪い場合は、無理をせず、スタジオに連絡して日程を変更しましょう。

肌の状態に影響するNG行動

日焼け

施術前の日焼けは、絶対に避けるべきです。

日焼けした肌は炎症を起こしている状態で、その上からタトゥーを入れると、痛みが強くなったりインクが定着しにくくなったりします。

また、日焼けで皮膚がめくれている状態では施術を断られることもあります。

施術予定がある場合は、少なくとも2週間前から日焼けを避けるようにしましょう。

特に、夏場に腕や脚にレタリングやジオメトリックを入れる予定がある場合は、日焼け止めをこまめに塗るなど、紫外線対策を徹底してください。

保湿不足

肌が乾燥していると、施術中に痛みを感じやすくなったり、インクの定着が悪くなったりすることがあります。

施術前日までは、施術部位をしっかり保湿しておくことが大切です。

ただし、施術当日の朝は、ボディクリームやオイルなどを塗りすぎないようにしましょう。肌に油分が残っていると、インクが定着しにくくなることがあります。

施術部位のムダ毛処理

施術前にムダ毛処理をしたくなるかもしれませんが、自己処理は避けるのが基本です。

カミソリやシェーバーで剃ると、肌に小さな傷がつくことがあり、そこから感染症のリスクが高まります。

多くのスタジオでは、施術前にアーティストが必要な部分のムダ毛処理をしてくれるため、事前に自分で処理する必要はありません。

どうしても気になる場合は、施術の数日前までに電気シェーバーで優しく処理する程度にとどめましょう。

施術部位へのスキンケア製品の使用

施術当日の朝は、施術部位に香料や油分の多いボディクリーム、日焼け止め、制汗剤などを使わないようにしましょう。

これらが肌に残っていると、インクの定着に影響が出ることがあります。

シャワーを浴びて清潔にしておく程度で十分です。

施術の妨げになるNG行動

空腹状態での施術

空腹のまま施術を受けると、低血糖状態になり、めまいや気分が悪くなることがあります。

特に、ブラックワークやトライバルなど施術時間が長くなるスタイルの場合、体力を消耗するため、事前に食事を摂っておくことが重要です。

施術の1〜2時間前までに、軽めの食事を摂っておきましょう。

ただし、食べ過ぎると気分が悪くなることもあるため、腹八分目を心がけてください。

不適切な服装

施術部位が隠れる服装や、脱ぎにくい服装で来店すると施術がスムーズに進まないことがあります。

施術部位が露出しやすい服装、または脱ぎやすい服装を選びましょう。

例えば腕にレタリングを入れる場合は、タンクトップやTシャツ。

太ももにジオメトリックを入れる場合は、ショートパンツやスカート。

背中に和彫りを入れる場合は、前開きのシャツなど。

また、インクや血液が付着する可能性があるため、汚れても構わない服装で行くことをおすすめします。

施術後の予定を詰め込みすぎる

施術後は、体力を消耗していたり、痛みが残っていたりすることがあります。

施術後に重要な予定を入れたり、長時間の移動を予定したりするのは避けましょう。

特に、広範囲のタトゥーを入れる場合は、施術後はゆっくり休める時間を確保しておくことが大切です。

友人や家族の同伴(スタジオによる)

スタジオによっては、施術中の付き添いを断っている場合があります。

施術に集中するため、また衛生管理のため、本人以外の入室を制限していることがあります。

同伴を希望する場合は、事前にスタジオに確認しておきましょう。

その他の注意点

カウンセリングでの情報共有不足

持病、アレルギー、服用している薬、過去の施術歴など、重要な情報は必ず事前に伝えることが大切です。

特に、金属アレルギーがある場合、使用するインクの成分によっては肌トラブルが起きることがあります。

不安なことや疑問に思うことは、遠慮せずにカウンセリングで相談しましょう。

デザインの最終確認を怠る

施術当日、デザインの配置やサイズを最終確認する機会があります。

この時点で「なんとなく違う気がする」と感じたら、遠慮せずに伝えることが大切です。

一度入れたタトゥーは簡単に消せないため、納得できるまで確認しましょう。

特に、レタリングの場合は、スペルや文法のミスがないかもう一度しっかり確認してください。

予約のキャンセル・変更のルールを確認していない

体調不良などでやむを得ずキャンセルする場合、スタジオによっては予約金が返金されないことがあります。

また、直前のキャンセルはキャンセル料が発生することもあります。

予約時に、キャンセルポリシーを確認しておきましょう。

施術前の理想的な過ごし方

ここまで「やってはいけないこと」を整理してきましたが、逆に「こうしておくと良い」という過ごし方も紹介します。

施術3日前から

飲酒を控え、十分な睡眠を心がける。施術部位の保湿を始める(当日の朝は控えめに)。日焼けを避ける。

施術前日

早めに就寝し、7〜8時間の睡眠を確保する。施術部位を清潔に保つ。

施術当日

シャワーを浴びて清潔にする(施術部位には余計なものを塗らない)。施術の1〜2時間前に軽めの食事を摂る。適切な服装で来店する。デザインの最終確認をしっかり行う。

 

もしこの記事を読んで「施術前の注意点が分かった」と感じたなら、以下のどれかを試してみてください。

施術予定日の数日前から、飲酒や日焼けを避けるスケジュールを立ててみる。

施術当日の服装を事前に考えておく。カウンセリングで確認したいこと(持病、アレルギー、不安なことなど)をメモしておく。

TATXのギャラリー(https://tatx.io/gallery)で、和彫り、ブラックワーク、レタリング、ジオメトリックなど、気になるスタイルの事例を見て、最終的なデザインのイメージを固める。

施術前の準備について整理できれば、当日を安心して迎えられます。

 

タトゥー施術前の過ごし方は、仕上がりと安全性に影響します。

事前に準備しておくことで、満足のいく施術を受けられます。