タトゥー施術時間の目安|デザイン別・サイズ別にかかる時間

タトゥーを検討する際、「どれくらい時間がかかるのか」は気になるポイントです。

施術時間は、サイズ・デザイン・スタイルによって大きく変わります。

ワンポイントなら30分程度で終わることもあれば、広範囲のデザインでは数時間〜数回に分けて施術することもあります。

この記事では、タトゥーの施術時間について、スタイル別・サイズ別に整理して紹介します。

施術時間に影響する要素

タトゥーの施術時間は、以下の要素によって変わります。

デザインのサイズ

小さいワンポイントなら30分〜1時間程度ですが、広範囲になるほど時間がかかります。

背中全体や腕一本など、大きなデザインの場合は、数時間〜複数回に分けて施術することが一般的です。

スタイルの複雑さ

シンプルなラインだけのデザインは比較的早く終わりますが、細かい模様や塗りつぶし、グラデーションなどが入ると時間がかかります。

色の有無

黒一色のデザインより、カラーが入るデザインの方が時間がかかります。

色を入れる際は、何度も針を入れる必要があるため、施術時間が長くなります。

施術部位

骨に近い部位や神経が多い部位は、痛みを感じやすく、休憩を挟む必要があることもあります。

そのため、同じサイズでも部位によって施術時間が変わることがあります。

体調・痛みへの耐性

体調が良くない場合や、痛みに弱い場合は、休憩を挟みながら施術を進めることがあります。

そのため、予定よりも時間がかかることもあります。

サイズ別の施術時間目安

以下は、一般的なサイズごとの施術時間の目安です。

スタジオやアーティストによって異なるため、あくまで参考として考えてください。

ワンポイント(500円玉〜コインサイズ)

施術時間:30分〜1時間

シンプルなラインや小さな文字、記号など、最も小さいサイズです。

施術は1回で完成することがほとんどです。

タバコサイズ

施術時間:1時間〜2時間

ワンポイントより少し大きめのデザインです。

シンプルなデザインなら1時間程度、細かい模様やシェーディングが入ると2時間程度かかります。

ハガキサイズ

施術時間:2時間〜3時間

ある程度細かいデザインが可能なサイズです。

カラーやグラデーションが入ると、3時間以上かかることもあります。

状況によっては、複数回に分けて施術することもあります。

A4サイズ

施術時間:3時間〜8時間以上

広範囲に渡るデザインで、1回で完成させるのは難しいことが多いです。

多くの場合、複数回(2〜5回程度)に分けて施術します。

それ以上の広範囲(背中全体、腕一本、脚全体など)

施術時間:数時間〜数十時間(複数回に分割)

1回の施術時間は3〜5時間程度に抑え、何回かに分けて完成させていきます。

完成までに数ヶ月〜1年以上かかることもあります。

スタイル別の施術時間の傾向

タトゥーのスタイルによって、施術時間の傾向が異なります。

今回は、リアリスティック、チカーノ、オールドスクール、ポートレートの4つのスタイルに焦点を当てて紹介します。

リアリスティック

リアリスティックは、写真のようにリアルな表現を目指すスタイルです。

人物、動物、風景など、細かい描写が特徴で、施術時間が最も長くなる傾向があります。

施術時間の目安:
 
・小さめ(ハガキサイズ程度):3〜5時間
・中サイズ(A4サイズ程度):6〜10時間以上(複数回に分割)
・大きめ(背中や腕全体):数十時間(複数回に分割)

リアリスティックは、細かいグラデーションや陰影をつける作業に時間がかかります。

また、写真のような質感を出すために、何度も針を入れる必要があるため、他のスタイルに比べて施術時間が長くなります。

特に、ポートレート(人物の顔)をリアリスティックで表現する場合、細部にこだわるため、さらに時間がかかることがあります。

チカーノ

チカーノは、ラテンアメリカの文化に根ざしたスタイルで、人物の顔、薔薇、文字、宗教的なモチーフなどが特徴です。

黒とグレーのグラデーションで表現されることが多く、細かいシェーディングに時間がかかります

施術時間の目安

・小さめ(タバコ〜ハガキサイズ):2〜4時間
・中サイズ(A4サイズ程度):5〜8時間(複数回に分割することも)
・大きめ(腕や背中全体):数十時間(複数回に分割)

チカーノスタイルは、滑らかなグラデーションが特徴で、濃淡をつける作業に時間がかかります。

特に、人物の顔(ポートレート)を含むデザインは、表情や陰影を丁寧に表現するため、施術時間が長くなります。

オールドスクール

オールドスクールは、太いラインとハッキリした色使いが特徴のクラシックなスタイルです。

船、ハート、イーグル、薔薇、ピンナップガールなど、アメリカントラディショナルなモチーフが中心です。

施術時間の目安

・小さめ(ワンポイント〜タバコサイズ):1〜2時間
・中サイズ(ハガキ〜A4サイズ):2〜4時間
・大きめ(腕や背中全体):数時間〜数十時間(複数回に分割)

オールドスクールは、ラインがシンプルで塗りつぶしの面積が多いため、比較的施術時間が短い傾向があります。

ただし、カラーが多く入る場合や、広範囲になる場合は、それなりに時間がかかります。

細かいグラデーションがない分、リアリスティックやチカーノに比べると、同じサイズでも早く完成することが多いです。

ポートレート

ポートレートは、人物の顔を描くスタイルで、リアリスティックやチカーノの技法で表現されることが多いです。

家族、恋人、尊敬する人物、アーティスト、歴史上の人物などがモチーフになります。

施術時間の目安

・小さめ(タバコ〜ハガキサイズ):3〜5時間
・中サイズ(ハガキ〜A4サイズ):6〜10時間以上(複数回に分割)
・大きめ(背中や胸全体):数十時間(複数回に分割)

ポートレートは、顔の特徴を正確に表現する必要があるため、最も時間がかかるスタイルのひとつです。

目、鼻、口、髪の毛など、細部まで丁寧に描く必要があり、少しのズレも目立ちやすいため、アーティストも慎重に施術を進めます。

また、顔の陰影や質感を出すために、何度も針を入れる必要があるため、同じサイズでも他のデザインより時間がかかります。

1回で完成する?複数回に分ける?

タトゥーの完成までの回数は、サイズやデザインによって変わります。

1回で完成するケース

小さめのデザイン(ワンポイント〜ハガキサイズ程度)は、1回で完成することが多いです。

ただし、施術時間が3時間を超える場合は、体への負担を考えて複数回に分けることもあります。

複数回に分けるケース

広範囲のデザイン(A4サイズ以上)は、複数回に分けて施術するのが一般的です。

複数回に分ける理由
体への負担を軽減するため(長時間の施術は体力を消耗する) 痛みを分散させるため インクの定着を確認しながら進めるため

特に、リアリスティックやチカーノ、ポートレートなど、細かい表現が必要なスタイルは、複数回に分けることが多いです。

セッション間の間隔

複数回に分けて施術する場合、セッション間は2〜4週間程度の間隔を空けるのが一般的です。

これは、前回の施術部位が回復してから、次の施術を行うためです。

完全に回復する前に次の施術を行うと、肌に負担がかかり、仕上がりに影響が出ることがあります。

施術時間を左右するその他の要素

アーティストの技術と経験

経験豊富なアーティストは、効率よく施術を進めることができるため、施術時間が短くなることがあります。

ただし、細部にこだわる丁寧な施術を行うアーティストの場合、時間をかけてじっくり進めることもあります。

休憩の頻度

施術中、痛みや疲労によって休憩を挟むことがあります。

特に、骨に近い部位や神経が多い部位(肋骨、脇腹、首など)は、休憩を挟む頻度が増えるため、施術時間が長くなることがあります。

カウンセリングやデザインの最終調整

施術当日は、カウンセリングやデザインの最終確認にも時間がかかります。

施術時間に加えて、30分〜1時間程度は見ておくと安心です。

施術時間に関するよくある疑問

施術中にトイレに行ける?

はい、休憩を挟むことは可能です。

施術時間が長くなる場合は、適度に休憩を取りながら進めることができます。

事前に「休憩を挟みたい」と伝えておくと、アーティストもペースを調整してくれます。

施術時間が予定より長引くことはある?

あります。

デザインの複雑さや、体調、痛みへの耐性によって、予定よりも時間がかかることがあります。

施術当日は、時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

施術時間を短くする方法はある?

デザインをシンプルにすることで、施術時間を短くすることができます。

例えば、オールドスクールのようにラインがハッキリしたスタイルを選ぶと、リアリスティックやチカーノに比べて施術時間が短くなります。

また、カラーを入れない(黒一色)ことでも、施術時間を短縮できます。

施術後すぐに帰れる?

はい、施術後はすぐに帰宅できます。

ただし、施術後は体力を消耗していることがあるため、重要な予定を入れるのは避けたほうが良いでしょう。

特に、広範囲のデザイン(リアリスティックやポートレートなど)を入れた後は、ゆっくり休める時間を確保しておくことをおすすめします。

 

もしこの記事を読んで「施術時間の目安が分かった」と感じたなら、以下のどれかを試してみてください。

希望のデザインが、どのスタイルに当てはまるか確認してみる。

施術時間を考慮して、当日のスケジュールを調整する(時間に余裕を持つ)。

TATXのギャラリー(https://tatx.io/gallery)で、リアリスティック、チカーノ、オールドスクール、ポートレートなど、気になるスタイルの事例を見てみる。

スタジオに見積もりを依頼し、具体的な施術時間を確認する。

タトゥーの施術時間は、サイズやスタイルによって大きく変わります。

事前に目安を知っておくことで、余裕を持って当日を迎えられます。