カラータトゥーとブラックタトゥー、どちらを選ぶべき?
この記事では色持ち・料金・痛み・デザイン性の違いを整理し、あなたに合った選択をサポートします。
カラーとブラック、何が違う?
タトゥーを入れようと考えたとき、多くの人が最初に迷うのが「カラーにするか、ブラックにするか」という選択です。
同じデザインでも、色の有無で印象は大きく変わります。
リアリスティック(realistic)なポートレート(portrait)を鮮やかなカラーで表現するか、ブラックアンドグレー(black-and-gray)で渋く仕上げるか。
——その違いは見た目だけでなく、色の持ち方、メンテナンスの頻度、料金、施術時間にも影響します。
この記事では、カラータトゥーとブラックタトゥーの違いを多角的に整理し、あなたが納得して選択できるようサポートします。
1. 色持ちと経年変化の違い
ブラックタトゥー:長持ちで経年劣化に強い

ブラックインクは色素の粒子が細かく濃度が高いため、時間が経っても色褪せしにくい特徴があります。
適切なアフターケアをすれば、10年以上はリタッチ(突き直し)なしで色が保たれることも珍しくありません。
特にブラックワーク(blackwork)やトライバル(tribal)のような、黒一色で構成されるスタイルは、経年による変化が少なく、長期的に安定した見た目を維持できます。
カラータトゥー:鮮やかだが退色しやすい

一方、カラーインクは紫外線や肌のターンオーバーの影響を受けやすく、一般的に5〜8年で色褪せが始まるとされています。
特に退色しやすい色は:
- 赤・黄色・ピンク: 5〜8年で薄くなる傾向
- パステルカラー・白: 施術直後から傷跡のように見えることがある
- 青・緑: 比較的持ちが良いが、黒ほどではない
ニュースクール(new-school)やチカーノ(chicano)のようなカラフルなスタイルを選ぶ場合、定期的なタッチアップ(色の入れ直し)が必要になることを理解しておく必要があります。
| 項目 | ブラックタトゥー | カラータトゥー |
|---|---|---|
| 色持ち | 10年以上 | 5〜8年 |
| 退色の原因 | 紫外線・摩擦に比較的強い | 紫外線・代謝で色素が分解されやすい |
| タッチアップ頻度 | 低い | 高い(5〜8年ごと) |
2. 料金の違い
ブラックタトゥー:比較的リーズナブル
ブラックインクのみを使用する場合、施術時間が短く、インクの種類も限られるため、料金は抑えられる傾向にあります。
料金相場(ブラック):
- ワンポイント(500円玉サイズ): 10,000〜15,000円
- タバコ箱サイズ: 25,000〜30,000円
- はがきサイズ: 40,000〜50,000円
カラータトゥー:色数や複雑さで料金増
カラータトゥーは、使用する色数が増えるほど、施術時間と料金が上がるのが一般的です。
また、色の重ね塗りやグラデーション表現には技術と時間が必要で、その分コストに反映されます。
料金相場(カラー):
- ワンポイント(500円玉サイズ): 15,000〜25,000円
- タバコ箱サイズ: 30,000〜45,000円
- はがきサイズ: 50,000〜80,000円
多くのスタジオでは時間制料金(1時間あたり15,000円前後)を採用しており、カラーの方が施術時間が長くなる分、総額も高くなる傾向にあります。
3. 痛みと施術時間の違い
ブラックタトゥー:比較的短時間で終わる
ブラック一色の場合、ライン(筋彫り)と影(ぼかし)だけで完結するため、施術時間は比較的短めです。
ワンポイントなら30分〜1時間、タバコ箱サイズでも2〜3時間程度で終わることが多いです。
カラータトゥー:広範囲の塗りで時間増
カラータトゥーは、色ごとに針を変え、何度も重ね塗りする必要があるため、施術時間が長くなります。
同じサイズでも、カラーの方が1.5〜2倍の時間がかかることも。
施術時間が長いほど、肌の腫れや痛みの蓄積が大きくなり、体力も消耗します。
特にジオメトリック(geometric)やレタリング(lettering)のような細かいデザインにカラーを加える場合、複数回に分けて施術するケースもあります。
| 項目 | ブラックタトゥー | カラータトゥー |
|---|---|---|
| 施術時間 | 短め(1〜2時間) | 長め(2〜4時間) |
| 痛みの強さ | 比較的軽い | 重ね塗りで痛みが増す |
| 施術回数 | 1回で完結しやすい | 複数回に分けることも |
4. アレルギーリスクの違い
ブラックインク:比較的安全性が高い
ブラックインクは成分がシンプルで、アレルギー反応のリスクが低いとされています。
ただし、完全にリスクがゼロではなく、稀にアレルギーが出ることもあります。
カラーインク:特定の色に注意
カラーインクには金属成分(ニッケル・クロム・チタン等)が含まれることが多く、アレルギー反応のリスクが高まるとされています。
特に注意すべき色:
- 赤: 硫化水銀(辰砂)が原因でアレルギーが出やすい
- 黄・緑・青: 金属成分によるアレルギーが報告されている
- 白: 酸化チタンによる反応の可能性
アレルギー反応が出ると、施術部位の赤み・腫れ・かゆみ・盛り上がりが生じ、治療が必要になることもあります。
5. デザイン性と表現の違い
ブラックタトゥー:渋さと立体感を重視
ブラックアンドグレー(black-and-gray)は、影のグラデーションだけで立体感や奥行きを表現するスタイル。
リアリスティック(realistic)なポートレート(portrait)や、和彫り(japanese)の伝統的な表現に適しています。
シンプルながら洗練された印象を与え、年齢を重ねても古臭く見えにくいのが魅力です。
カラータトゥー:華やかで個性を際立たせる
カラータトゥーは、鮮やかな色彩で感情や世界観をダイレクトに表現できるのが強み。
花や動物、風景など、色があることで生命感やリアリティが増すデザインに向いています。
ただし、色の選択を誤ると派手すぎて後悔するリスクもあるため、肌色とのコントラストやファッションとの相性を考慮する必要があります。
6. 肌色との相性と色選びのポイント
肌が明るい人
カラータトゥーが映えやすく、発色が良い傾向にあります。
パステルカラーや明るい色も比較的きれいに見えます。
肌が濃い人
ブラックやダークカラー(青・紫・深緑)が適しているとされています。
明るい色は肌に埋もれて見えにくくなる可能性があります。
色選びの際は、事前に肌に乗せてみて、コントラストを確認するのがおすすめです。
まとめ:あなたに合うのはどっち?
カラータトゥーとブラックタトゥー、どちらを選ぶべきかは、あなたのライフスタイルや価値観次第です。
こんな人はブラックタトゥーがおすすめ
- 長持ちするタトゥーが欲しい
- メンテナンスの手間を減らしたい
- シンプルで洗練された印象を好む
- 料金を抑えたい
こんな人はカラータトゥーがおすすめ
- 華やかで個性的な表現を楽しみたい
- 定期的なタッチアップも楽しめる
- 色彩豊かなデザインに惹かれる
- 肌色が明るく、カラーが映える
どちらを選ぶにしても、信頼できるアーティストとしっかり相談し、デザイン・色・部位を慎重に決めることが、後悔しないタトゥーへの第一歩です。
この記事が、あなたの選択を少し整理する助けになれば幸いです。
よくある質問
Q. カラータトゥーとブラックタトゥー、どちらが痛い?
A. 施術時間が長い分、カラータトゥーの方が痛みの蓄積が大きくなる傾向にあります。ただし、部位や個人の痛みの感じ方にも左右されます。
Q. カラータトゥーは何年で色褪せる?
A. 一般的に5〜8年で退色が始まります。赤・黄色・ピンクは特に早く、青・緑は比較的長持ちします。
Q. ブラックとカラー、混ぜてもいい?
A. もちろん可能です。ブラックで輪郭を描き、一部だけカラーを加えることで、バランスの取れたデザインになります。
Q. カラータトゥーのアレルギーリスクはどのくらい?
A. 比較的稀ですが、赤・黄・緑などの色は金属成分を含むため、アレルギー反応が出やすいとされています。




